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(13) 徒然なるままに愚痴るッ!①

もしかしたら僕が物凄くアルメニアに対して「批判的なのでは?」と僕の文章からそんな印象を受けた人も少なくはないかもしれないです。

それはとんでもない誤解で、長く住んでいればやはり「イヤな事」もあるし、文化を理解するにつれてその国の「良い部分」も見えてくるワケです。僕は例えどんな国に住もうと「良い部分」と「悪い部分」は半分ずつだろう、と思っています。

なので、マイナスのイメージのみを伝えるような文章も確かにあったかもしれませんが、コレは決して事実を無視した事を書いているワケではありません。ここに書いている事は、自分が実際に見聞きした事や実体験を元にしています。そうじゃなければ、アルメニア現地在住者の「生の声」じゃないですよね。決して誇張もないです。

僕は誰かみたいに「アルメニア人というのはホスピタリティーがとにかく素晴らしくて、頭が良くて、誠実で、なんでかんでどーであーでこーで、、、」と言ったりはしないです。だから僕の文章には「全員ではないですが」とか「こんな人も居れば、あんな人も居る」みたいな書き方が多いんですね。

アルメニアの事を何やら物凄い「理想の国」みたいに幻想を抱かせるような事を言う人がいますが、それは本当にどうかと思いますね。フェアーじゃないと思います。アルメニアの、そしてソヴィエトの現状というのはハッキリ言って甘くはないです。

実際に住んでいる日本人は毎日、理由もへったくれもない「理不尽」や「不条理」と戦いながら生活しているのです。日本人だけじゃなくて他の外国人も、アルメニア人も。時には「日本人」としてもプライドにかけて、そして時には「人」としてのプライドにかけて。実は僕は何回かアルメニア人をブン殴った事もあります。オヴィールでヒドイ事をされたので、腹が立ったので机をブッ壊れる程に蹴っ飛ばした挙句、「トルコの犬!さっさとくたばりやがれッ!」とアルメニア語で怒鳴り散らした事もあります。

そうそう、因みにヴェルニサーシの前でバカなアルメニア人をブン殴った時は警察が真ん前にいました。彼等は見てるだけで止めもしませんでした。不思議ですね、自国の人間が国籍不明の外国人に思いっきり殴られているのに。

親しい年配のアルメニア人の友人にこの事を話したら「イヤ、それは君が正しい。警察は察していたんじゃないか?」と逆に弁護までしてくれました。
彼曰く、「アルメニアは独立直後、優秀で何かしら秀でた能力のある者から移住してしまったり、外国に出稼ぎに出てしまったりしている。イェレヴァンの空いたアパートに田舎の無学で恥知らずな連中が移り住んでしまったから、外国人を見るとからかおうとする輩がいるのだ」との話でした。

それを聞いてから、バカに絡まれても軽口を二言、三言叩いて平気で無視出来るようにもなりました。「アルメニア」と言ってしまえばアルメニア人全てを指すワケだから例え何か言い返すにしても、言葉に気を付けるようにもなりましたし、、、

いい友人も沢山居るので、人括りに「アルメニアとは」と言いたくないのですね。

しっかし、オヴィールで大喧嘩したのにも関わらず、僕は国外追放にならないのだからつくづく不思議な国ですね、アルメニアって。

こんな感じで、決して泣き寝入りなどせずに「徹底抗戦」するリャンチキではありますが、それでもどうしようもなく気分が落ち込む時も無い事はないです。そんな時って、実は自分の身に降りかかって来た事ではなく、親しい人、または顔見知りの人達の窮状や不幸、そして悲惨な境遇を見てしまった時だったりするのですが、、、

ごくごく一部の権力者の暴言や、ヒッドイ騙され方をして泣き寝入りする人、ベランダの修理をしていたら、手すりが外れて転落して地面に叩きつけられて亡くなった人(目撃しました)、信号無視して来た車にはねられて大怪我をした人(車は逃走)、アパートの権利を奪う為に身寄りの無い老人を毒殺したり、国民の窮状を見て見ぬ振りをしてるかのような、無能無策な政治家達の政策、、、しかし、政治家連中は私服を肥やして海外に別荘を買ったり、特注のジャガーを買ったりしてるんだから、やってられないですよねぇ、、、
CISほど政治家が「スノビッシュ」な国も無いと思います。

数え上げたらキリが無いので、この辺でヤメておきます。

ある人からアドバイスされて非常に印象に残っている言葉があります。それは、「外国に住むと必ず「良い時期」と「悪い時期」の波がある。」です。確かにこの言葉を聞いてから、思い当たる所は沢山ありました。「悪い時期」は何をやっても悪い方向に物事が傾いてしまい、「良い時期」は些細な事が気にならず、毎日つつがなく生活出来て、という感じです。

コレを「バイオリズム」というのでしょうか?分かりませんケド。悪い時はなるべく早くその時期が過ぎてくれるように大人しくしています。そして良い時期が来るのを待つワケです。

コレは日本に居る時は全く気が付かなかったのですが、外国に住むようになったら非常に実感としてよく分かりました。

気分が上向きになれず、前向きになれない時はとりあえずヴォトカ(ウォッカ)を軽ーく1本くらいかっくらって、「ガーッ」と寝ます。ひたすら寝ます。起きたくなるまで寝ます。こうして「アル中」になっていくワケですね!ってそうじゃなくてまぁ、時には酒を飲んで酔っ払う事も大切ですね。そう思います。

僕は不思議と大勢で飲んでると酔うのですが、一人で飲んでいるとヴォトカやらコニャック(大体750mlくらい)を一瓶空けても全く酔えないのです。不思議ですね。眠くはなるのですが、、、
大勢で飲んでるときは、ビール1本で酔いが回ってアルメニア人と一緒に音楽にあわせて踊っていたりするから不思議です。

下らない事をツラツラと書きましたが、今日恐ろしい光景を目にしました。アルメニアはチョクチョク停電があるのですが、今日オペラ座の付近一帯の電気が昼間に切れたらしいんですね。

それはもぅ、凄まじかったです!何がって、車がッ!そう!日本じゃ考えられませんが「信号」まで停電してるんです。ただでさえ、世界自動車の運転ワーストランキングの1位に輝く(?)アルメニア人の運転です。それで信号が無いなんて事になったら、、、

まさに「地獄絵図」でした。
呆然と立ち尽くす僕の目の前ではイキナリ車が立て続けに2台クラッシュするし、修復不可能なほどの交通混雑に恐れをなして、ただただ呆然と立ち尽くしていました。

本能的に「この道路を無理に横断しようとしたら轢き殺されるかもしれない」と思い、物凄く遠回りでしたが一旦マシュトツ通りまで行ってそこからアボヴィアンに入ってなんとか無事に帰ることが出来ましたが、、、今思い出しても恐ろしい、、、

その場に、警察が居るにも関わらず彼はただボーッと見ているだけでした。まるで他人事!「なんか道路が混雑してきたな」ってな感じでボケーッとしてました。さすが、元ソヴィエトの公務員。筋金入りだねッ!ヤル気無しだッ!

僕がここで何を言いたいかと言うと、アルメニア人(特に男!)の性格の特徴にキリスト教徒であるにも関わらず、全くと言っても良い程「譲り合う精神」が欠如している、という事です。それはもぅ、あらゆる場面で辟易します、、、

「別にキリスト教を引き合いに出す事もない」とお思いになるかもしれませんが、彼等は事アル毎に「我々は世界で最も古いキリスト教の民だ」と口にするので敢えて書きました。僕はいつも「フーン、そうかい」とだけ言ってます。

シリア人の友人に「シリアの道路状況もアルメニアに似たようなものか?」と聞いたら、「とんでもないッ!こんなにヒドくはないですよ」と言ってました。彼も、結構アルメニアでの生活に疲れているらしいです。

正直って、アルメニア人の車の運転の酷さにアルメニア人(特に男!)の性格が見え隠れするような気がします。彼等は決して道路に出ると「待つ」事が出来ません。信号無視だって平気でします。昼間でもそうですが、夜になるとやりたい放題です。彼等の理論は「跳ねられたら、跳ねられたヤツが悪い!」です。はねられたり、轢き殺されたらまさに「犬死」です。

外務省のホームページを見たら「アルメニアは比較的運転マナーは良い!」みたいな事が書いてありましたが、、、
「ウソつくんじゃねーッッッ!何処見てるんじゃボケェーッッッ!!!」とツッコミを入れたくなります、、、本当に何を考えているんだか、、、?
旅行者が「そうか!」と、アルメニアで日本同様に信号を信じたりしたらどうするんでしょうか?非常に怖いです。

アルメニアにも勿論良い部分は沢山あります。良い人も勿論居ます。
しかし、悪い部分はどうしても日本人として理解出来ません。

治安が良いのは「村社会」という強力な「維持装置」が作用しているからであって(コレはコレで良いと思ってる)、実際「モラル」は連邦崩壊以後、崩れ落ちるかのようにダメになっていったらしいです。ある大学教授は「ソヴィエト時代も自由が無くて常に理不尽だったが、今は今でまるで箍が外れたかのように道徳観や倫理観が荒んできている」と寂しげに語っていました。

アルメニアが誇れる事と言えば「教育水準の高さ」だったのに、今では様々なモラルが壊れ始めてしまい、教育の現場でさえも「不正」や「賄賂」が蔓延っている事をこの教授は嘆いていました。
「後には何も残らなくなる、、、」と、彼は学力が低下する事を大いに懸念していました。

一人の行動を見てその国の文化を判断するのは余りにも早計だと思うのですが、アルメニアという国はそれにしても分かりやすく皆が皆同じような行動をする国だと思います。なので、1ヶ月も住むとなんとなく「文化」が見えてきます。

アルメニアの文化とは、、、僕は今のCISは「混乱期」にあるのだから「今のアルメニア」もアルメニアだけれども、と思って判断しないようにしています。「ソヴィエト時代はこんなにヒドくなかった、、、」と年配の友人は口癖のように言うので、きっと今のアルメニアは「本来のアルメニアの姿」からかけ離れた姿なのだと信じています。

アルメニアとは違う意味で荒れ狂っている「今のロシア」も同様です。「ネオナチ」やら「スキンへッズ」、汚職警官、賄賂漬け政治、、、かつての「文化大国」としての誇りは何処かにすっ飛んでしまったかのようです。

アルメニアに限らず、現在のCISは未来が見えないのです。ですが、国民はそれでも信じられないほどの我慢強さとしぶとさでこの困難な国を生き抜いています。

いつか、この国にも「安定」が訪れて全国民がつつがない毎日の生活を送れる日が来るであろうと信じています。きっと、その時のアルメニアは「今のアルメニア」とは違うでしょう、、、
とは言いつつも、実はそんなに変わらないような気もするのですが、、、


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