(7) アルメニアの男性
冬になると特にそのような傾向が強くなります。
どうして黒い服ばかりきているのでしょうか？
冷ややかなアルメニア女性に言わせると「洗濯がコマメに出来ないからよ！」と一刀両断でした。
ですが、あるアルメニア人男性は「悲劇的な歴史を背負っているから
アルメニアの男性は黒を好むんだ」と分かるようなよく分からないような不思議な説明をしてくれました。
ですが、僕が思うに「ただ単に皆が黒い服を着ているから右に習えで同じように黒い服を着ているのだ」と思います。
髪型に関しても９９％くらいは短く刈り込んだ「アルメニアン・ヘアースタイル」です。
ごくごくまれに長い髪をした男性もいたりしますが、そういう人は芸術家（音楽家とか画家）の場合が殆どです。判り易い例を挙げるならば、ニュースステーションの「久米宏」みたいな髪型です。
そしてこれがもっともイタイ所なのですが１００％、アルメニア人男性は悪人ヅラしています。
アルメニア在住の友人Ａ氏（仮名）に言わせると「ゴルゴ１３に一番最初に出てきて一番最初に意味も無く殺される、見たらスグに悪人と分かるタイプ」と言っていました。反論出来ないほど、的確な指摘です。
しかも、恐ろしく毛深いです、、、
失礼な話、体を洗う時は石鹸じゃなくてシャンプーを使った方が良いのでは？というくらいに体中の毛が濃いです。
勿論、外見通り思いっきり「悪人」な人もいますが、そうでない普通の人でさえも外国人にはなんとなく「コイツ、アヤしいんじゃないか？チョット悪そうだゾ！」と一見しただけで思われてしまうので非常に損です。
んでもってアラブ同様、男同士でも思いっきりキスするし抱擁するし街中を男同士で腕を組んで歩いていたりもします。
初めて見た時は「きっとゲイに寛容な国なのだ！」とマジで思いました。
住んでて、事情が分かった今では見ていてとっても「イタイ」です。
そしてコレが一番腹が立つのですが、とにかく女性をを抑圧します。そうでない人も勿論、沢山（未確認）居る（かもしれない？）のですがハッキリ言って「明治の日本人」を地で行く感じの人が非常に多いです。
結構、女性はしんどそうです。
一概には言えないのですが、「女性はこうあるべき」とかたくなに思い込んでいる男性が非常に多いような気がします。そして、その通り。確かにこの国の女性は「大和撫子」のように非常に我慢強く、傍から見ていると「現代版・おしん」のように健気に振舞う女性が多いです。非常に気の毒に思う事さえあります。
勿論、逆ギレして旦那にも姑にも凄まじい反抗をする強い女性も中には居ます。が、そんな人はかなり稀です。
それと、とにかく並びません！
本当に腹が立ちます。人の神経を思いっきり逆撫でしてくれます。
最初、マジでアルメニア人やアルメニア語には「並ぶ」という概念が無いんじゃないかと思ったホドでした。
真面目に一列に並んでいる人達を尻目に「自分は特別だ」と言わんばかりにズケズケと割り込んできます。
正直言って、ごくごく親しいアルメニア人男性以外は僕は警戒しています。
初対面の人に関しては特に疑ってかかっています。俺って失礼なヤツだな、、、
相手から一瞬も目線を外さず、相手の心の内を見透かすかのように話を聞き入ります。そして、コチラも言いたい事は容赦無く言います。（ココがポイント！）
別に信用していないワケではないのですが、とにかく一瞬ウソと見抜けないようなウソをつかれるので、うかつに「ＹＥＳ」とは言わなくなりました。これは、コチラで生活している時についた知恵です。
難しい所だし、判断をし辛い場面も多々あるかもしれないですが、基本的に最初は「ＮＯ」を最初に突きつけておいた方が無難です。コチラでは何を喋っても下手すると全て「ＹＥＳ］と受け取られかねないからです。
論理構造が非常にネジれているらしいので、何を言っても勝手に良く捉えて解釈されてしまう事が往々にしてあります。
僕個人としてはロシア人以上にネゴをする時はタフな相手だと感じていますが、、、
ですが、何処の国も一緒です。なんとなく「バカそうに見える人」は見た目の通り頭悪いし、例えアルメニア語が分からなかったとしても喋り方で「どんな人か」見抜くのはそんなに難しい事ではないと思います。（どーも、一部を除くアルメニアの男は信用出来ん。ズルイ奴が多い）
ですが、外見で「良い人」か「悪い人」かを見抜くのは非常に難しいです。何故かと言うと、先に記した通り皆「悪人ヅラ」してるから、、、