(55) 霧の町ゴリス
「霧の町」と書きましたが、いつもいつも濃霧が町全体を覆っている、というワケではないです。僕が行った時はたまたま5メートル先が見えないほどの霧の濃さで、それが余計にこの小さな街を幻想的に、且つ、美しく引き立てたのだと思うのですが、、、
周辺には「タテフ」という名前の古い教会や、フォンツォレスク渓谷といった見所の多い非常に興味深い「美しい街」です。
元々、この街はドイツ人の実業家が建設した町らしいです。
なんでドイツ人なのでしょうか?非常に不思議ですねぇ?
CISでは「カザフスタン」が断然ドイツ人が多いと聞きました。
まぁ、今でも確かにドイツ人が少しだけアルメニアには居ますケド、、、
全ての建物は非常にガタがきていているし、道路もデコボコを通り越してヒド過ぎるくらいです。
コンクリートの道路は普通の乗用車ではツラそうなくらい、ボコボコと段差があるし、殆どの道は泥道でオマケに湿気が強い為か非常にヌカるんでいました。
でも、僕の中ではアルメニアで「最も美しい街」です。
勿論、「じゃあ住め!」と言われてしまうと、それなりの覚悟が必要ですが、、、ATMも無いし、何も無い本当の「ド田舎」ですからね。
アルメニア南部に訪れる機会がある旅行者の皆さんには是非ともカラバフに行く前に「ゴリス」へ訪れてみて欲しいです。
きっと、街の風景は気に入るハズですよ!
但し、、、ホテルはマジでヒッドイです。
僕はココを気に入ってしまって、初めて訪れた時は5日も滞在しました。
親切な人に知り合えたお陰で、その5日間は毎日が楽しくて充実していたのですが、その5日間は全くシャワーを浴びる事が出来ませんでした。
結局、カラバフのホテルでようやくシャワーを浴びれたのですが、頭はメトメトになるし、その5日間は最悪でした。
とてもいい場所だし、人も親切だったしもう少し観光客への配慮をすれば人気が出そうだと思うんだけどなぁ、ゴリスも、、、?
雲が道路に覆い被さっているみたいでした。こんな光景は日本で見た事が無かったのでビックリ!
閉鎖された工場などもこの通り、霧にスッポリ!霧というよりも本当に目の前に雲があるみたいでした。
国全体の標高の高さを実感しますね。そして、いよいよ雲の中に突入!
こんな天候にも関わらず、道端で果物や野菜を売ってる人もいました。
そして「ゴリス」に到着!まるで雲の中を歩いているようでした。
宿泊したホテル(民宿)から。近くに人工の湖があった。
ゴリスには、幻想的で美しい風景が広がっています。